22 南会津町舘岩 湯ノ花温泉共同浴場 湯端の湯・天神湯・弘法の湯・石湯
2026年4月4日来訪
1 概要
県内2位の面積を誇る町、南会津町。県内でも奥地に位置するこの町の、さらに奥の地区、旧舘岩村に、2か所の秘境温泉が存在する。今回はこの傍ら、「湯ノ花温泉」の共同浴場を紹介しよう。
上の写真は、駐車場になっている「星商店」前から「湯端の湯」方面へ歩いていく途中にある、「白糸の滝」。水量は多く、糸のように白く、絶えず流れている。
さて、湯ノ花温泉には共同浴場が4つ存在する。元湯である「湯端の湯」と、石の割れ目から湧出している「石湯」、弘法大師が祀られている「弘法の湯」と、隠れ家的な立地が印象的な「天神湯」である。
入浴料:300円
旅館や付近の商店で入浴券を購入することで、1日有効。4つの共同浴場を回ることができる。
2 入浴場
(1)湯端の湯
湯ノ花温泉の元湯である。裏には温泉神社がある。男女別浴に加え、町民専用の浴室がある。洗い場が1か所ある。浴槽はよくある共同浴場並だが、源泉温度がかなり熱く、長湯できない。また、足元に掛け捨てされている部分もあり、近づきすぎると火傷するため注意が必要。とはいえ、古き良き昭和の趣感じる入浴体験ができる。
(2)天神湯
県道沿いにあるこじんまりとした共同浴場が天神湯。こちらは混浴。入口すぐが脱衣場になっており、非常にハードルが高い造りになっている。入って正面が熱め、右奥の浅い浴槽がぬるめとなっている。源泉は後述の「弘法の湯」と共通なので、熱さを求めるならこちらだろう。
(3)弘法の湯
湯ノ花温泉の入口側に位置する共同浴場。トイレがあるのはここだけ。写真正面には弘法大師が祀られている。入ると休憩所になっており、貴重品ロッカーも設置されている。男女別湯で、洗い場は2か所。こちらは適温で、一番目に入るのに最適。シャンプー等もここは使えるのが助かる。
(4)石湯
川を渡った先にある共同浴場。湯ノ花温泉というと、ここが浮かぶ人も多いのではないのだろうか。その名の通り、石の割れ目から湧出している。また、入って左側のくぼみからも、自然湧出してる様子を見ることができる。脱衣場が比較的広い。混浴だが、浴槽が非常に熱く、入っていられない。水を入れられるので、必須である。奥側に浅く溜まっているところがあり、そこは適温になっている。
3 成分分析
(1)湯端の湯
泉質名:単純温泉(ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉型)
ph:8.2
総成分量:548.8mg
源泉温度:58.6℃
主成分
ナトリウム:141.5mg(73.04mval%)
カルシウム:39.2mg(23.28mval%)
塩化物イオン:201.8mg(67.9mval%)
硫酸イオン:95.3(23mval%)
フッ化物イオン:4.2mg(2.63mval%)
高温源泉と、アルカリ度が特徴。塩化物と硫酸塩が3:1で含まれている、バランスのとれた温泉。
(2)天神湯・弘法の湯
泉質名:単純温泉(ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉型)
ph:8.2
総成分量:969mg
源泉温度:59.2℃
主成分
ナトリウム:213.2mg(68.56mval%)
カルシウム:76.7mg(28.28mval%)
塩化物イオン:349.7mg(69.62mval%)
硫酸イオン:170.4mg(25.03mval%)
フッ化物イオン:6.4mg(2.42mval%)
メタケイ酸:96.2mg
塩化物、硫酸塩の比率としては湯端の湯とほとんど変わらないが、こちらはさらに熱く、成分量も濃い。さらにメタケイ酸が約100mg含まれていることにも注目。
(3)石湯
泉質名:単純温泉(ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉型)
ph:8.2
総成分量:950mg
源泉温度:51℃
主成分
ナトリウム:208.6mg(68.74mval%)
カルシウム:73.9mg(27.92mval%)
塩化物イオン:344.6mg(70.07mval%)
硫酸イオン:164mg(24mval%)
リチウムイオン:1.1mg(1.2mval%)
フッ化物イオン:6mg(2.3mval%)
メタケイ酸:97.2mg
メタホウ酸:13.5mg
こちらも単純温泉にしては濃く、こちらはメタホウ酸も多い。また、リチウムイオンが温泉法規定値を超えているのは、湯ノ花温泉では石湯のみである。
4 アクセス
国道352号から、県道350号線へ。
5 周辺観光情報
○湯ノ花の舞台
南会津、檜枝岐に残る農村歌舞伎文化を感じることができる。
○前沢曲家集落
国重要伝統的建築物保護地区。昔ながらの茅葺屋根の集落を見学できる。
○道の駅 番屋
道の駅としてはコンパクト。国道352号では数少ない道の駅。
6となりの温泉
←木賊温泉






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