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24 阿賀野市 出湯温泉 華法寺の湯(旧華法寺共同浴場)

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 2026年4月25日来訪 1 概要 阿賀野市の温泉地として名を馳せる、五頭(ごず)温泉郷。五頭山のふもとに位置することから名づけられた温泉郷だが、新潟県最古の温泉とされる温泉が、ここ、出湯(でゆ)温泉である。今回は華法寺の湯に行ってきたので、こちらを紹介しよう。 2 出湯温泉の歴史 参考:wikipedia「出湯温泉」  江戸時代から湯治客が後を絶たなかったといわれる出湯温泉。ルーツはなんと縄文時代にまでさかのぼるという。縄文土器が発見されたということがあり、原住民が利用していたと思われるそうだ。  開湯としては809年。弘法大師が湧出させたとの伝説が残る。すでに江戸時代には温泉税が納められていたとのこと。明治時代には華法寺が源泉を管理し、旅館が次々と生まれる。昭和時代に掘削が行われ、現在源泉は10か所。様々な温泉が楽しめるようになった。 3 入浴場 さて、この華法寺の湯の最大の特徴は、華法寺の境内内にあることだ。 華法寺も栄枯盛衰激しきお寺だが、詳しい説明は割愛する。このお寺の向かって右側すぐに、華法寺の湯がある。 入浴料:600円 2026年4月3日にリニューアルした。とてもお寺にあるようには思えない、非常にモダンな造りが映える共同浴場となっている。中の設備は最低限だが、おしゃれな空間で若い人でも安心して利用できるだろう。 浴室は洗い場が5か所。かけ湯と内湯のみ。ほぼ正方形の浴槽の石造り。縁に沿って座れるようになっているので、半身浴がしやすいのが特徴。 4 成分分析 泉質名:単純温泉(カルシウム・ナトリウムー硫酸塩泉型) ph:8.4 総成分量:430mg  源泉温度:39℃ 主成分 カルシウム:52.2mg(50mval%) ナトリウム:57.6mg(48.27mval%) 硫酸イオン:219.9mg(80.49mval%) カルシウムとナトリウム化合物がほぼ1:1で含有している。おおむね純粋な硫酸塩なので、血行促進、温まりの湯として重宝するだろう。 5 アクセス 会津若松、加茂方面から:E49磐越道・安田ICから、国道290号を北上。県道329号が入口。 新発田、村上方面から:国道290号を南下。県道329号が入口。 6 同温泉の他の共同浴場 出湯温泉共同浴場 7 となりの温泉 ↑月岡温泉 ↓村杉温泉、今板温泉

23 五泉市 咲花温泉 柳水園

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 2026年4月25日来訪 1 概要 新潟県は温泉大国である。阿賀野川沿いに温泉が湧き出る箇所がいくつかあり、五泉市の咲花温泉もその1つである。今回は咲花温泉の旅館の1つ、柳水園を紹介する。 2 歴史 江戸時代から咲花温泉周辺から温泉は湧き出ており、地元住民が利用していたといわれる。1954年に当時・五泉町出身の地質学者、本間孝義が掘削を行い、現在の咲花温泉の源泉を湧出させた。(当時の地名は先鼻であり、このときから咲花となった。) 参考:Wikipedia「咲花温泉」 3 入浴場 柳水園は高台に位置するかけ流し温泉の旅館。昭和時代の雰囲気を色濃く残す当旅館は、文豪にも愛された旅館だったそうだ。 入浴料:600円 正方形の浴槽。洗い場は4か所。贅沢にかけ流しにされている。また、飲泉可能であるようだ。湯色は透明だが、析出物は緑色である。やや熱めの温泉となっている。 4 成分分析 泉質名:含硫黄ーナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉 ph:7.8 総成分量:1028mg  源泉温度:48.3℃ 主成分 ナトリウム:233.1mg(71.06mval%) カルシウム:75.7mg(26.49mval%) 塩化物イオン:286.4mg(51.96mval%) 硫酸イオン:281.7mg(37.75mval%) 硫化水素イオン:20.5mg(3.99mval%) チオ硫酸イオン:7.6mg(0.9mval%) 遊離硫化水素:3.7mg メタケイ酸:55.5mg 中性で硫黄含有量も多い温泉であり、メタケイ酸も相まって肌に非常によい温泉となっている。透明だが、しっかり卵臭を感じる温泉となっている。 5 アクセス 国道49号から国道290号を五泉方面へ。橋を渡ると咲花温泉への看板案内がある。 6 周辺観光情報 ○道の駅 阿賀の郷 阿賀野川ライン下りができる道の駅。 ○戊辰戦争 佐取古戦場 咲花駅前。会津軍と新政府軍がこの地で戦った。 ○将軍杉 道の駅 みかわ 近く。天然記念物。 7 となりの温泉 ←馬下保養センター

22 南会津町舘岩 湯ノ花温泉共同浴場 湯端の湯・天神湯・弘法の湯・石湯

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 2026年4月4日来訪 1 概要 県内2位の面積を誇る町、南会津町。県内でも奥地に位置するこの町の、さらに奥の地区、旧舘岩村に、2か所の秘境温泉が存在する。今回はこの傍ら、「湯ノ花温泉」の共同浴場を紹介しよう。 上の写真は、駐車場になっている「星商店」前から「湯端の湯」方面へ歩いていく途中にある、「白糸の滝」。水量は多く、糸のように白く、絶えず流れている。 さて、湯ノ花温泉には共同浴場が4つ存在する。元湯である「湯端の湯」と、石の割れ目から湧出している「石湯」、弘法大師が祀られている「弘法の湯」と、隠れ家的な立地が印象的な「天神湯」である。 入浴料:300円 旅館や付近の商店で入浴券を購入することで、1日有効。4つの共同浴場を回ることができる。 2 入浴場 (1)湯端の湯 湯ノ花温泉の元湯である。裏には温泉神社がある。男女別浴に加え、町民専用の浴室がある。洗い場が1か所ある。浴槽はよくある共同浴場並だが、源泉温度がかなり熱く、長湯できない。また、足元に掛け捨てされている部分もあり、近づきすぎると火傷するため注意が必要。とはいえ、古き良き昭和の趣感じる入浴体験ができる。 (2)天神湯 県道沿いにあるこじんまりとした共同浴場が天神湯。こちらは 混浴 。入口すぐが脱衣場になっており、非常にハードルが高い造りになっている。入って正面が熱め、右奥の浅い浴槽がぬるめとなっている。源泉は後述の「弘法の湯」と共通なので、熱さを求めるならこちらだろう。 (3)弘法の湯 湯ノ花温泉の入口側に位置する共同浴場。トイレがあるのはここだけ。写真正面には弘法大師が祀られている。入ると休憩所になっており、貴重品ロッカーも設置されている。男女別湯で、洗い場は2か所。こちらは適温で、一番目に入るのに最適。シャンプー等もここは使えるのが助かる。 (4)石湯 川を渡った先にある共同浴場。湯ノ花温泉というと、ここが浮かぶ人も多いのではないのだろうか。その名の通り、石の割れ目から湧出している。また、入って左側のくぼみからも、自然湧出してる様子を見ることができる。脱衣場が比較的広い。 混浴 だが、浴槽が非常に熱く、入っていられない。水を入れられるので、必須である。奥側に浅く溜まっているところがあり、そこは適温になっている。 3 成分分析 (1)湯端の湯 泉質名:単純温泉(ナトリウム・カルシウムー塩化...

21 西会津町 ロータスイン

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 2026年3月31日来訪 1 概要 福島県の玄関口の1つ、西会津町。西会津町には唯一の温泉施設が「さゆり公園」内にある。今回は本施設「ロータスイン」を紹介する。  食券機を購入することになるが、ロビーにはお土産があり、温泉でゆでられたゆで卵と、それを使った卵サンドが販売されている。また、食堂や休憩所もある。 2 入浴場 入浴料:500円。 浴場が2タイプあり、日替わりで男女が入れ替わる。 ジャグジー、サウナ、水風呂、かけ湯、内湯、露天、打たせ湯と充実のラインナップ。洋風は露天がタイル造り、和風は露天が石風呂となっている。 かけ流し 。 3 成分分析 泉質名:ナトリウムー塩化物泉 ph:7.8 総成分量:11709.1mg  源泉温度:52.5℃ 主成分 ナトリウム:3967mg(90.57mval%) 塩化物イオン:6714mg(93.98mval%) メタホウ酸:24.2mg ほぼ純粋な食塩泉である。温まりが非常によい。色々な入り方ができるので、温冷交互浴にも有効。 4 アクセス E49磐越道・西会津ICから国道49号へ。新潟方面へ向かった後、標識に従い右折。 5 周辺観光情報 ○大山祇神社 西会津最大の神社。御本社までの散策ルートは、「ふくしま遊歩道50選」に選ばれている。 ○鳥追観音 大山祇神社に向かう手前にある如法寺のこと。反対側には、かつて使われていたディーゼル機関車が展示されている。 6 となりの温泉 →ふれあいランド高郷 サイト  https://www.lotosinn.com/

20 会津美里町 新鶴温泉んだ

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 2026年3月29日来訪 1 概要 会津美里町は、平成の大合併の際、様々な町が合併して生まれた町である。新鶴地区には温泉施設がある。その名は「んだ」。福島弁で「そうだ」という意味を持つこの施設を今回は紹介する。 施設内には、食堂やブックコーナーなどがある。 2 入浴場 入浴料:700円 脱衣場はややコンパクトな造り。入ると広めの浴室が広がる。 かけ湯:熱めとぬるめがあるのが特徴。珍しい。 主浴槽:温泉。非常に広めの浴槽で、部分的に半身浴用に浅くなっている。 寝湯:打って変わってこちらはほぼ水に近い。やや寒いかも? 圧注湯:ジェットが腰と足にあたるタイプのジャグジーである。浴室の中心部に位置する。 水風呂・サウナ:もちろんサウナ・水風呂も完備。 ジャグジー:ノーマルジャグジーも存在。 人参湯:会津美里町の特産品、おたねにんじん(高麗人参)を入れた浴槽である。 外気浴エリアがあるが、意外なことに、露天風呂がない。洗い場は15か所くらいある。収容人数は結構多いのではないだろうか。 3 成分分析 泉質名:アルカリ性単純温泉(ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉型) ph:8.6 総成分量:303.8mg  源泉温度:40.8℃ 主成分 ナトリウム:59.5mg(97.36mval%) 炭酸水素イオン:53mg(31.75mval%) 塩化物イオン:26.1mg(27.01mval%) 硫酸イオン:30.1mg(22.99mval%) メタケイ酸:104.6mg フッ素イオン:1.7mg(3.28mval%) アルカリ性の強さと、メタケイ酸の多さが目を引く。成分量が優しめで源泉温度が低めなので、じっくり浸かるのに向いている。ほぼ純粋なナトリウム泉であることも特徴だ。 4 アクセス E49磐越道・新鶴SICから、県道22号→県道59号を柳津方面へ。 5 周辺観光情報 ○伊佐須美神社(あやめ園) 岩代国一ノ宮。県内でも有数の神社である。反対側には、あやめ園がある。 6 となりの温泉 → 大江戸温泉物語湯屋あいづ →北会津保養センター(非温泉) サイト: https://niitsuru-onsen.co.jp/

19 会津若松市 大江戸温泉物語湯屋あいづ

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 2026年3月28日来訪 1 概要 初会津若松市の温泉はここだった。大江戸温泉物語で数少ない、日帰り入浴を行っている施設である、「大江戸温泉物語湯屋あいづ」である。 入ると日帰り用の券売機とフロント、左側は宿泊者施設となっている。正面奥が、温泉入口。ゲームコーナー、漫画コーナーなど、娯楽施設もそろっている。 2 入浴場 入浴料:平日770円、休日840円、繫忙期:1040円 設備が多彩であり、広い主浴槽に、ジェット付の寝湯、水風呂とサウナを完備。露天もかなり広く確保されている。湯は総じて熱めだが、露天の方が入りやすいか。家族連れが多い印象だが、熱さはお子様には注意だ。 3 成分分析 泉質名:ナトリウムー塩化物泉 ph:7.9 総成分量:5442mg  源泉温度:53.4℃ 主成分 ナトリウム:1765mg(90.22mval%)     塩化物イオン:2980mg(96.26mval%) フッ素イオン:2.6mg(0.16mval%)      臭素イオン:6.7mg(0.09mval%) メタケイ酸:215mg            メタホウ酸:59.9mg ほぼ純粋な食塩泉。メタケイ酸は200mg超、メタホウ酸は50mg超の高威力の美肌温泉となっている。特にメタケイ酸とメタホウ酸の多さが目をひく。臭素イオンがあるため、湯がやや黄色っぽくなっているのも特徴。 4 アクセス 国道49号から会津美里方面に建物が見える。 5 周辺観光情報 ○神指城跡 桜咲き乱れる城跡のようだ。 ○道の駅 あいづ 湯川・会津坂下 会津の農産物・特産品を扱う。変わり種のジェラードが発売されているかも? 6 となりの温泉 →富士の湯 ←新鶴温泉 サイト  https://www.ooedoonsen.jp/aizu/day_trip/

18 二本松市 智恵子の湯

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 2026年3月21日来訪 1 概要 二本松市には岳温泉があるが、いくつか冷鉱泉が湧いているエリアがある。「智恵子の湯」はその1つ。街中にある冷鉱泉だ。 2 入浴場 入浴料:600円 実は宴会や法事などのイベントでよく使われている施設である。玄関には智恵子の紙絵が2点展示しているほか、著名人のサインもある。浴場は入って右奥。ややわかりづらい位置にある。 内湯のみ。昭和時代の浴室をやや広くしたような、レトロな雰囲気を味わえる。男湯は浴槽内に仕切りがある、濁りで見えないため注意。 3 成分分析 泉質名:なし(低張性ー中性ー冷鉱泉)(カルシウム・マグネシウムー炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉型) ph:6.3 総成分量:419.9mg  源泉温度:19.1℃ 主成分 カルシウム:39.7mg(48.41mval%)    炭酸水素イオン:115.9mg(47.5mval%) マグネシウム:12mg(24.21mval%)    硫酸イオン:59.9mg(31.25mval%)                     塩化物イオン:29.8mg(21mval%) メタケイ酸:54.8mg           二鉄イオン:8mg(7.09mval%) 温泉規定に満たされたのはメタケイ酸。とはいえ、マグネシウムが主成分になっていたり、県内屈指の茶褐色濁り度を誇る冷鉱泉となっている。鉄が比較的多いので、温まりの湯として重宝する。 4 アクセス 国道4号から県道114号へ。コープマートあだたら裏手の建物。 5 周辺観光情報 ○智恵子の生家・智恵子記念館 高村光太郎の妻・智恵子の生まれ故郷が二本松市安達地区である。生家として保存されているほか、智恵子の紙絵作品を多く展示した記念館も併設。平塚らいてうとの関係もわかる。 ○智恵子の森公園 智恵子が彫ったとされる石碑も残されている公園。遊具の他、彫刻作品が並ぶエリア、稲荷神社、二本松城の戦いにて、片倉小十郎が陣取ったとされる岩場の跡などがある。 ○霞ヶ城公園 二本松城。規模としては鶴ヶ城をもしのぐ。さくらまつりなどが実施されているほか、秋には提灯祭りの拠点、菊人形の会場としてにぎわう。 6 となりの温泉 ← 岳温泉 サイト  https://chiekonoyu.greater.jp/