2 米沢市 小野川温泉 滝の湯

 2026年4月12日来訪












1 概要

国道121号との交差点から分かれ、車を走らせること約10分。古き良き温泉街の街並みが見えてくる。米沢八湯と称される温泉の1つ、小野川温泉である。


2 歴史

参考:「小野川温泉とは」小野川温泉観光協議会 https://onogawa.jp/about/ 



約1200年前、小野小町が吾妻山を越えた折(現在の県道2号、西吾妻スカイバレー)、病にかかってしまった。夢に薬師如来が現れ、「奥に出湯がある」とお告げをもらう。湯に浸かった小町は病が完治。のちに地名を「小野川」、湯を「滝湯」と呼ぶようになった。













また、伊達政宗が湯治に利用したという話も伝わる。(政宗は米沢出身。)また、米沢藩主・上杉鷹山が鯉の養殖を図ったり、塩田の開発を行ったりした。


現在は豆もやし、自分で作れるラジウム卵を名物に、今なお湯治場として来訪者を癒している。


3 今回の入浴場

小野川温泉には、共同浴場として、尼湯と滝の湯の2か所がある。今回はまだ成分の詳細を知らなかった、滝の湯へ向かった。尼湯も分析はしていないため、次回の来訪で分析する。
















共同浴場らしいコンパクトな造りながら、外に券売機がある。購入後は脱衣ロッカーに備わっているチケット入れに置き、帰るときにポストに入れていくスタイルだ。

洗い場は4か所。アメニティは自分で用意する必要があることには注意しよう。

かけ流しの温泉は程よい硫黄感と滑らかさを併せ持つが、44℃程度と、わりと熱め。長湯には気を付けたい。長く楽しみたい方には、半身浴がおすすめ。長方形の浴槽が、昭和の雰囲気を漂わせる。

入浴料:250円

4 成分分析

泉質名:含硫黄ーナトリウム・カルシウムー塩化物泉

ph:6.9

総成分量:5068mg 

源泉温度:77.6℃

主成分

ナトリウムイオン:1401mg(69.9mval%)  塩化物イオン:2916mg(96.26mval%)
カルシウムイオン:449.8mg(25.74mval%) 
リチウムイオン:3.9mg(0.64mval%)    フッ素イオン:2.5mg(0.15mval%)
メタホウ酸:6.7mg
チオ硫酸イオン:2.2mg 硫化水素イオン:1mg 遊離硫化水素:0.6mg

○主成分は食塩、塩化カルシウム。また、硫黄量は2.2×0.5+1×0.9+0.6×0.9=2.54より、硫黄泉の規定値に入る。(詳しい計算は後程紹介できればと思う。)

○柔らかな硫黄の香りと、肌にしっとり馴染む感覚があるのが特徴。リチウムイオンが地味に多く、転地効果も相まって、心の疲弊にもよく効く温泉だ。

○源泉温度が高く、長湯には向いていない。長く楽しみたい場合は、半身浴等で。
○飲泉可能。ヒ素が入っているのでがぶ飲み禁物だが、温泉としては非常に珍しく、「おいしい」温泉である。ところどころでは、この温泉を利用したラジウム卵が販売されているほか、実際に自分で作ることができる。
おすすめ!
☆歴史を感じながら温泉街を楽しみたい方。
☆心身の疲労を回復したい方。
☆皮膚のトラブルに悩んでいる方。

5 周辺観光情報
小野川温泉街にある施設を紹介。
○滝の清水
 小野川周辺は、井戸を掘ろうとしても温泉しか出ず、飲料水の確保が難しかった地域であった。米沢市の水道が整備されるまでは、裏手にある山から湧いている清水が、住民の貴重な飲料水として使われていたという。里の名水・やまがた百選。

○お食事処 龍華
ラーメン、うどん、丼物などがそろう。元々の名前は「龍華食堂」という名前だったようだ。冬季限定で豆もやしを使ったメニューが登場する他、ジャンボ餃子も気になるところ。今回は生そばであるざるそば(750円)を注文した。










○豆腐地蔵

 まさかの豆腐をお供えすることで願いが叶うとされるお地蔵様がおられるのである。「お食事処 龍華」から奥まったところに位置し、静かなところに鎮座されている。















○尼湯、浜田広介歌碑
尼湯はもう一つの共同浴場。詳しくはまた後日紹介できればと思う。前には、高畠町出身、浜田広介の歌碑がある。近くに飲泉所もあり。

○甲子大黒天(宝珠寺):小野川温泉の高台に位置する。
○塩田跡:先述した、鷹山が開拓した塩田跡。
○薬師尊:尼湯の裏手に鎮座している薬師如来。

6 アクセス
福島方面から:E13東北中央道・米沢八幡原ICより国道13号線を山形方面へ。途中の分岐を上杉神社方面へ。国道121号線との交差点を左折し、約10分。

山形方面から:E13東北中央道・米沢北ICから、国道121号線を喜多方方面へ。

喜多方方面から:国道121号線を米沢方面へ。途中の標識から、小野川温泉方面へ入る。

7 となりの温泉
↑米沢温泉
→滑川温泉
↓白布温泉

8 同温泉の共同浴場
尼湯

9 参考サイト


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